「終活」

生前整理

生前整理とは

「生前整理」とは、自分の財産や持ち物などを整理して、遺族が処分に困るものを処分しておくことです。
近年、ブームにもなっている「断捨離」という言葉が示すように、「もの」を捨てたり誰かに譲ったりして「減らすこと」が大きな目的となります。
人生後半期に向けた身じまいです。

遺品整理との違い

人が亡くなると、その配偶者や子どもなどの遺族が、遺品の整理や廃棄処分などを行います。
これらを「遺品整理」と呼びます。
しかし、残された遺族にとって整理にかかる手間が大きな負担となりかねません。
そこで、元気なうちにあらかじめ自分で「生前整理」を行いましょう。
残された遺族の負担も軽減されます。
「生前整理」も「遺品整理」も、身の回りの品物や財産を整理するという意味では変わりませんが、亡くなった後に自分以外の人が行うのか、その前に自分で行うのかが大きな違いになります。

生前整理3ステップ

生前整理は、段階を踏むことではかどりやすくなります。
第一段階 片づけ(不要なモノと必要なモノの分別)
第二段階 整理(同じカテゴリーごとに分類)
第三段階 収納・掃除(整理したカテゴリーごとに、しまう場所や置き場所を考えたり、処分したりしていく)

早めの不用品整理

不用品整理は早めがおすすめです。
定年退職をしたら、そろそろ終活の一環として部屋の片づけを考えることを意識しましょう。
自分はまだ元気だからと思い、すぐ始められないかもしれません。
ですが、今後整理することを一度先延ばしにすると、なかなか手をつけることが出来ず、遺族に託すことになってしまいます。
そうならないように、生前に自分で不用品整理を始めましょう。
不用品整理は、亡くなる前の準備だけではなく、長年ためにためていたいらないものを捨てるきっかけとなり、
スッキリとした気持ちで、老後を過ごすことができるでしょう。

サービスの利用

一度に、掃除なんて出来ないという方は、お住まいのある地域で実施しているごみの分類にしたがって、掃除していきましょう。
自治体のゴミ回収サービスは、無料でやっているとこもあるので、安く片づけることもできます。
また、最近では、片づけをしてくれるというサービスも充実しています。
片づけ全般を頼みたいなら遺品整理業者、不用品の処分だけなら、不用品回収業者に依頼するなど、自分の希望に合わせて、業者を選びましょう。

TOP