「終活」

自分らしい最期を迎えるために

「死」との向き合い方

ウィキペディアで、『「死」とは、命がなくなること。
生命がなくなること。生命が存在しない状態。
機能を果たせないこと、役に立てないこと、能力を行使出来ない状態。
ただし、何をもって人の死とするのか、その判定や定義は、文化、時代、分野などによりさまざまである。』と定義されています。
「死」への恐れや不死、人生の価値などにまつわるさまざまな問題について、人生の死生観・道徳観に基づいて考えるなど、「死」はさまざまな視点から考えることができます。
そして、これを考えるにあたって、正解はなく、人それぞれであるということを認識しましょう。

「死」と向き合うと、「生き方」が変わる

私たちは、死を不吉なものだと感じ、「死」について考えるのを避けてしまいがちです。
ですが、不死身な人間は現代において誰一人といません。
私たちの命は、必ず終わりを迎えます。
このようなことを考えると恐怖感等に襲われるから嫌だと思う人もいるかもしれませんが、「死」と真剣に向き合うことで、当たり前の1日が当たり前ではないことを実感し、大切な今この瞬間を無駄なく生きようと思うことができるでしょう。
さらに、感謝の気持ちがわいてきて、周囲の人との向き合い方も変わってきます。
中には、自分の知らなかった一面に出会える方もいます。
1年後、1か月後、1週間後、明日…。
自分がいなくなる未来が見えたらあなたは何をするでしょうか。
現実味は沸きにくいかもしれませんが、このようなことを考えることで、よりよい生き方につながる可能性が高まります。

人生を豊かにする「たった一つの問い」

先程と少しかぶる点がありますが、ここでは、「後悔しないために何をするべきか」を考えることを提案します。
「死」が近づくと、人間は、あの時こうしていればよかったなどと後悔してしまいがちです。
そのため、未来の自分を想像し、「あれをすれば後悔せず生きられる」を基準に行動することが良いでしょう。
「いつかしよう」ではなく、できるときに「今しよう」となれるマインドが大切です。

限りある時間を充実させよう

「終活」は、自分の人生をまっとうし、残される家族のために行う非常に重要なものです。
自分の老後について考えたいという方は、思い立った日から始めてみましょう。
また、現在両親や義理の両親を介護中の方は、彼らの残りの時間を充実させるためにも、「終活」を勧めてみるのもありかもしれません。
最期まで自分らしく生きるためには、「死」から目を背けず、限りある時間の上手な使い方を考えることを大切にしましょう。

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