コスト削減

コスト削減のメリット

企業が利益を高めるために取り組んでおきたいのが「コスト削減」です。
とくに、売上が減少している場合、利益確保のためにすぐに取り組めるのはコスト削減です。
ただし、どのコストも削減すればいいのではなく、必要なコストもあるので、どのコストを削減するのがよいかを見極める必要があります。
今回は、どのようなコストがあるかコストの種類とコスト削減のメリットについて書きます。

コストの種類

主に、人件費とオフィスコストと採用コストの3種類といわれますが、時間コストも考えたい項目ですので、この4つをみていきます。

1.人件費

人件費は、従業員に支払う給与、賞与、各種手当、退職金、福利厚生費などをまとめたコストです。
業種によっても異なりますが、一般的な企業ではコストの中で最も大きなウェイトを占めます。
人件費には、給与や賞与だけでなく各種手当、福利厚生費なども含みます。

2.オフィスコスト

オフィスコストは、オフィスの家賃、リース代、コピー代、通信費、光熱費などをまとめたコストです。
オフィスコストは、オフィスの規模に比例する傾向があります。

3.採用コスト

採用コストは、求人広告費、職業紹介事業者への成功報酬、内定者の研修費用などのコストです。
人手不足もあり、採用コストは上昇傾向にあります。

4.時間コスト

コストというと経費を削ることを考えますが、業務の時間によるコストを削減するという考えも重要です。
業務の時間短縮がはかれれば、残業代が削減できます。
また、社内の仕事をアウトソーシングすると、従業員の業務時間の短縮になります。
しかし、業務時間の削減はできても、コストがかかる場合もあり、アウトソーシングはよく考えてから取り組む必要があります。
「時間=コスト」と考えると、別の角度からコスト削減できる箇所が見つかります。

コスト削減のメリット

「コスト削減」のメリットは、まず「企業の増益を期待できる」ことです。
企業の経営では、もちろん売上を上げることが大切ですが、利益を上げることも大切です。
利益は「売上-コスト」なので、コストを削減することで利益の増加が見込めます。
次に「企業価値が高まる可能性がある」ことです。
余剰資金ができることで新しい技術開発や他分野への投資ができ、企業価値が高まる可能性があります。
3つめに「業務効率化につながる可能性がある」ことがあげられます。
コストを削減するために無駄なところを探し、改善を行えば、業務効率化にもつながる可能性があります。

次回は、コスト削減の手順について書きます。

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