「司会」

発声の種類

ボイストレーニング

ボイストレーニングと聞くと、歌を歌うためのトレーニングという印象が強いですが、人前できちんと話すためにもボイストレーニングは必要です。
最近では歌手や声優、ナレーターを目指す方以外にも、学校での発表や企業のプレゼンのために発声練習が必要とされる方は多くいらっしゃいます。
伝える、伝わる、納得させるためには、声の大きさ、高低、音色をコントロールするべきです。

ヘッドボイス

ヘッドボイスとは、日本語に訳すと「頭声」です。
その名の通り、頭の上から声を出すような発生方法です。
ヘッドボイスは、無理に喉から出した甲高い声とは違い、抜けるような高い声が特徴です。
朝の挨拶で爽やかさを印象付けることができますし、会社のイベントなど、大勢の前で呼びかける時にも威力を発揮します。

ヘッドボイスのトレーニング

①息をお腹にためる
・鼻から息を吸い込む
・しっかり喉を開く
②「うぉーい、おはようございます。」と声を飛ばす
・下顎よりも上顎を開いて声を出す
・ミドルボイスよりも声を出し口角を上げる
③これを5回繰り返す

ミドルボイス

ミドルボイスは、ミックスボイスと呼ばれることもあります。
地声と裏声の中間の声という意味で使われることが多いです。
地声よりもキレイな高音を出しつつ、通常の裏声よりも力強い発声をする方法です。
ミドルボイスは、最もオーソドックスで、自然に出る高さの声ですが、これが完璧にできている人はなかなかいません。
会議やプレゼンなどのビジネスシーンやプライベートまで、幅広く活用できます。

ミドルボイスのトレーニング

①息を吸ってお腹にためを作る
・鼻から息を吸い込む
・しっかり喉を開く
②「うぉーい、こんにちは。」と声を飛ばす
・発声の時は上顎、下顎をバランスよく開く
・音の出だしを柔らかく、後方に向かって伸ばすように
③これを5回繰り返す

チェストボイス

チェストボイスは、どっしりとした落ち着いたイメージを与えることができます。
部下を諭したり、上司やクライアントを説得したり、悩みや相談にのるときには最適です。
しかし、低音は腹式呼吸を使わないため、暗くこもる声になりがちなので注意しましょう。

チェストボイスのトレーニング

①息を吸ってお腹にためを作る
・鼻から息を吸い込む
・しっかり喉を開く
②「うぉーい、ありがとうございます。」と声を飛ばす
・下顎を大きく開けてやや引く
・上顎より下顎を出すと低い声が出しやすい
③これを5回繰り返す

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