不良の俺をほめた親父
家族から想い出と感謝の言葉
一度も怒られたことがないんですよ･･･。
勉強を一生懸命頑張ったら褒められ、
高校で有名な不良になったら、 お前はケンカが強い！と 、 褒められ、
大学を辞めても、国鉄を辞めても、 そりゃーええ！と 、 褒められ･･･。
親父が何をやっても褒めてくれるから、
いつも味方でいてくれるから、頑張れた！と、おっしゃる息子様。
故人様の枕元に、
家族皆、おじいちゃんのことが大好き！と、大きく書かれています。
寿司屋に仕出し屋、組合の役員。親父は休むことなく働いた。
まるで馬車馬のようだな～～と、冗談で言っていたのですが、
自分も親父の血を引いているな･･･。
○○○を日本一に出来たのも、親父の喜ぶ顔が見たかったからかな･･･。
お写真を前にお父様のお話をしてくださる喪主様の瞳には、
尊敬してやまない、大好きなお父様がいらっしゃいました。
親子四世代で暮らしていた○○家の中心は、まさに○○様。
２人のお子様に恵まれ、
４人のお孫様、曾孫様に囲まれ過ごした団らんは、
共に生きてきた悔いなき人との大切な宝物。
先に旅立った妹△△△と、色々話を楽しんで欲しい。
一緒に安らかな時を過ごしてほしい･･･と願いながら、
皆で、心一つにして伝えます。
長い間お疲れ様でした。本当にありがとう。
皆様からの感謝に包まれ、懐かしいお嬢様がお迎えに参られました。
お手を取り歩く旅路が安らかでありますようにと、心からお祈りさせていただきます。
大きな声でとても豪快な印象の喪主（息子）様でした。
昔、不良だった。とご自身でおっしゃったのも納得できます。
そんな喪主様が故人（お父様）のお話になると男泣き。
「自分がこれだけ頑張れたのも親父に褒めてもらいたいから！とにかく親父が好きなんだ！」
「好き！」という言葉を照れもせず、はっきり言われる男性も珍しいな･･・・と。
そして愛されて育った人は、世の中に大きな遺跡を残すんだな～と思ったお式でした。