「葬式」

自前葬

「自前葬」という言葉をご存じですか?

「自前葬」とは、葬儀社を使わないで、自分たちでお葬式を行うことです。
ネットや書籍でも紹介されていますが、今回は「葬儀とお墓の新常識」醍醐武明 (編著)を参考に紹介します。

自前葬を行う理由

「自前葬=葬儀社を使わない格安葬儀」ですが、本当に葬儀社を使わなくて自前でできるのでしょうか。
自前葬をしたい理由としては3つが挙げられます。
・葬儀社を使わないので費用が抑えられるから。
・とにかく葬儀社を使いたくない、親の遺言であるから。
・自由に、自分なりの方法で大事な人を送りたいから。
3つに共通なのは、人の手、特に葬儀社の手を借りないで、自分たちで仕切ってやりたいということです。

事前準備

葬儀社が代行していることを自分たちでやるのは難しくありません。
しかし、あらかじめ準備をすることが「自前葬」には必要になります。
その準備は、会場や備品などの「モノ」と、僧侶・神主、司会・受付などの「ヒト」の両方の面から押さえておく必要があります。

準備する「モノ」

① 「葬儀会場」と遺体の「安置場」
② 「お棺・骨壺・仏衣・位牌」など
③ ドライアイス
④ 祭壇
⑤ 遺影
⑥ 芳名録、筆ペン・サインペン、香典入れ
⑦ 香典返し
⑧ 通夜振る舞い

準備する「ヒト」

① 僧侶、神主、牧師・神父
② 司会・受付・案内

「自前葬」の会場

「自前葬」でもっとも大切なのが、葬儀会場を探すということです。
可能性的には①自宅、②公民館・集会場、③お寺、④ホテルなどです。

今回紹介したのは、「葬儀とお墓の新常識」醍醐武明 (編著)からですが、「DIY葬儀ハンドブック」松本祐貴(著)にも「自前葬」について詳しく記載されています。
もっと詳しく‥‥という方は、この2冊をご参考に読んでみてください。

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