ある仕事でご一緒した際、私の生成AI活用の様子をご覧になった自社代表の経営者仲間の皆さまから、「ぜひ使い方を教えてほしい」とのお声をいただきました。
その声にお応えする形で、地元の中小企業経営者の皆さま向けに、ChatGPT活用セミナーを開催しました。
今回のセミナーでは、企画・資料制作・講師まで一貫して担当。
現場での手応えや参加者の声から、感じた「3つの変化」についてまとめてみます。
セミナー概要:「経営にAIを取り入れてみる ~ChatGPTを学ぶ~」
今回のセミナーは、ChatGPTを経営にどう活かすか?という視点で、以下のような内容にし、効率よく理解・実践につながる設計にしました。
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対象: 地元の中小企業経営者の方々
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内容:
・プロンプト設計の考え方
・経営者向けの活用ヒント(戦略立案や業務効率化など)
・話題の「GPTs(マイGPT)」の作り方(例:経営方針書GPT)
とくに好評だったのは、自社に応じたマイGPTを作るワークショップ。
「経営方針書」GPTのデモには、参加者の皆さまも大きくうなずきながら聞き入ってくださいました。
4時間のセミナー構成の中で、以下の工夫を取り入れました。
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経営実務に直結するプロンプト例を中心に構成
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専門用語を避け、図解とスライドで視覚的に理解しやすく
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少人数制の対話型進行で、気軽に質問できる雰囲気づくり
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プロンプトの「設計→実行」までを体験できるワーク形式
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理解と復習をサポートする事前配布資料(PDF)も用意
現場で感じた「3つの変化」
① AIを「自分ごと」として捉える経営者が増えている
「ChatGPT」は使ったことはあるけど、本当に使いたいこと(業務効率化など)にあまり使えていないという方が多い中、
実際に体験していただくことで、「これは業務に使えるかもしれない」と、一歩踏み出すきっかけになったという声がありました。
② プロンプト作成の「手応え」を感じていただけた
プロンプトが少し違うでけで、「こんなに返ってくる回答が違うんだ」という部分に一番驚かれていました。
「そう使えばいいんだ」という反応が印象的でした。
③ 経営者同士の対話が活性化した
セミナー中も、「自分の会社ならこう使いたい」「それ面白いね」といった意見交換が自然に生まれ、
経営者同士の学びの場としても機能していたことが大きな収穫です。
自社にとっても実施してよかったこと
このセミナーは、私の「伝える力」「教える力」が問われる貴重な機会でもありました。
私自身、これまで社内で培ってきたAI活用の知見を棚卸しできたと同時に、
地元経営者の皆さまとの新たな信頼関係やつながりを築くきっかけにもなりました。
ご参加くださいました「経営者の皆さま」、ありがとうございました!
今後に向けて
生成AIは、まだまだ「未知数なツール」として見られがちですが、
正しく使えば「今すぐ現場で使えるパートナー」にもなり得ます。
これからも、「AI導入のはじめの一歩をどう支援できるか?」を考えながら、
GPTsを活用した提案やサポートの場づくりにも取り組んでいきたいと思います。
株式会社ビアンフェ.AI開発事業部長 橋本紀子
この記事は「社内活動」タグで掲載していますが、実際には地域経営者の皆さまとの社外連携の一環です。
今後も地域とともに、新しいチャレンジを続けていきます。
今後のセミナー情報は、こちらから